ビタミンC |ビタミンEと組み合わせて抗酸化作用アップでがん予防や生活習慣病の予防に
体の健康維持に欠かせないビタミン類。
こちらでは、ビタミンC の効果・効能。摂取時の注意点などをまとめました。
ビタミンCは、多くの果実や野菜に多く含まれますが、とてもデリケートで「壊れやすい」ビタミンです。
調理によるビタミンCの減少率は、約5〜6割と高い数値を示します。
長時間水に浸したり加熱しすぎるとせっかくの栄養が摂取できなくなってしまいます。
温度、湿度、光、紫外線の影響も受けやすいので食品の保存や管理に気をつけましょう。
ビタミンCの摂取量
- 成人男女----5mg
- 妊婦----6mg
- 授乳婦----7mg
上限なし
一般的な1回量でビタミンC を多く含む食品一覧
- アセロラ・生 20g 340mg
- ブロッコリー 70g 84mg
- 芽キャベツ 50g 80mg
- キウイフルーツ 100g 69mg
- 赤ピーマン 40g 68mg
- 和種なばな 50g 65mg
- 苺 100g 62mg
- レモン 60g 60mg
- キャベツ 100g 41mg
- レッドキャベツ 50g 34mg
体への効用、作用
コラーゲンの合成に不可欠のビタミンです。
コラーゲンは、体を構成するタンパク質の約30%を占め、細胞と細胞をつなぐ結合組織や骨など
を丈夫にする働きがあります。
細胞間の組織が丈夫になると、体内に入ったウイルスが活動できなくなるため、風邪の予防に
なります。
またストレスの多い人は、ビタミンCをたっぷり摂らなければなりません。
ストレスが加わると、副腎皮質ホルモンのアドレナリンが多量に分泌されて、脈拍を早めたり血圧や
血糖値をあげますが、その際にビタミンCを大量に消費するのです。
期待できる効果
がん予防、骨粗相症予防、かぜ、シミ・ソバカス予防
ビタミンCは、活性酸素を消去して、様々な病気を予防する抗酸化ビタミンの一つでビタミンEと
相乗効果で、身体の老化やガンなどの生活習慣病を防ぎます。
胃がんの原因とされている発がん物質の一つにニトロソアミンがあります。
肉や魚を食べると、タンパク質が胃で消化される際、アミンという物質がでいますが、同時に
野菜や果物、ハムなどに含まれる亜硝酸をとると、胃の中にニトロソアミンが生成されることが
分かっています。
しかし、同時にビタミンCを摂ると、胃液中でCがアミンより早く亜硝酸と反応するため、ニトロソ
アミンの生成が抑えられるのです。
胃潰瘍や胃炎の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の感染時には、胃液中のビタミンC濃度が
低下し、胃の傷害が増悪します。
胃壁を保護するためにも、積極的にビタミンC摂ることが必要です。
また、ビタミンCには血圧や血流の改善、血中脂質やコレステロールを正常にする効果がある
ため、動脈硬化を予防し、ビタミンEを一緒に摂れば動脈硬化や心疾患になるリスクをさらに
軽減できます。
皮膚の老化を防ぐためにもビタミンCは有効です。
ビタミンCを摂取していると、しみやしわの原因になるメラニンが構成されるときに働いて酵素
を阻止し、メラニン色素の沈着を防ぎます。
ビタミンCが不足するとどうなる?
- 骨がもろくなる。
- 骨粗相症
- 貧血
- 倦怠
- 歯肉出血
- 壊血病
ビタミンCを取りすぎるとどうなる?
不要な分は、尿と一緒に排泄されるので心配ない。
ただし、腎臓に障害のある人がCを大量に摂り続けると腎臓結石や尿路結石のリスクを高めること
がある。
健康な人の場合、一日の所要量の10倍から20倍にあたる一日1g〜2gほどの摂取は安全といえる。
美容のビタミン
しみとしわを防いで肌を老化させないためにも、ビタミンCはたっぷり摂りましょう。
ダイエットをするとき、ビタミンCをしっかり摂っていると、痩せてきたときに皺になりにくくなります。
ビタミンCはビタミンEや鉄と一緒に摂ると、より効果的。
ビタミンEはとても酸化しやすい物質ですが、ビタミンCがあると、酸化したビタミンEを還元して再生します。
またビタミンCは腸管での鉄の吸収率をおよそ4倍に高め、貧血を防ぐ作用もあります。
補助食品
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