かぼちゃの栄養素と効用・レシピ|ビタミン、食物繊維でがん予防
かぼちゃの栄養や効用・レシピをまとめました。
かぼちゃの期待される効用
栄養と薬効詳細
かぼちゃに多く含まれるβカロテンは肌や粘膜を丈夫にします。
体に抵抗力をつけ、目の疲れを癒す効果も期待できます。
加えて、活性酸素を除去してがん細胞の発生を防ぐ抗酸化作用、免疫機構を高めてがん細胞が発生した時に戦うマクロファージなどの活性化も期待できます。
トマトの約三倍と言われるビタミンCはβカロテンと一緒に働き発がん物質が合成されるのを防止します。
感染症に対する抵抗力をつける効果もあり、風邪予防も期待できます。
また、ビタミンEの含有量はトップクラス。食物繊維も豊富です。
腸内の発がん物質を排出し大腸がんを防止。
かぼちゃのβカロテン、ビタミンC、ビタミンEはがん予防の最強トリオ。
おもな栄養素
料理のコツ
かぼちゃのビタミンCは、デンプンに含まれる形で存在します。
加熱による損失が少ないことが特徴。
皮、周辺部の栄養価が高く、皮付きのまま料理するのがオススメ。
ワタは、βカロテンを豊富に含むので、新鮮なうちに捨てずに活用するのがいいでしょう。
スープなどに使うのが美味しい。
水っぽい感じの時は、切ってから軽く塩をして使うとおいしくなります。
選び方と保存
ずっしり重くて緑色の濃いもの。
カット物は、果肉の黄色が濃く、切り口が鮮やかで乾燥していない物
一緒に食べたい食材
夏バテ予防、動脈硬化の予防には
魚介類、肉類、大豆加工品、牛乳、乳製品、種実類、植物油
効用アップ料理レシピ
がん予防レシピ
材料(二人分)
かぼちゃ 250g
ごま 適量
小麦粉 適量
溶き卵 適量
ヨーグルト 大さじ6
レモン汁 適量
塩コショウ 適量
作り方
1,かぼちゃの種を取り(ワタはなるべく残す)4〜5cm角に皮ごと切って蒸したら、粗くつぶす
2,1を一口大に丸め、ころも(小麦粉、溶き卵、ごま)をつけ180度の揚げ油で揚げる。
3,ヨーグルトに、レモン汁、塩、こしょうを混ぜてソースを作り完成
補助食品など
かぼちゃについて
原産地
メキシコとガテマラにあたる中南米地域。
伝来
日本へかぼちゃが入ってきたのは、1541年に大分に漂着したポルトガル船が積んでいた始めとされています。
当時はカンボジアがなまって「かんぼちゃ」や「かぼちゃ瓜」などとよばれていました。
実際に栽培されるようになったのは、1573年頃に長崎県に伝わってからだそうです。
調理のコツ
固くてどうしようもないかぼちゃを切るには出刃包丁を使うのがオススメ
出っ張ったかぼちゃのヘタを、 包丁の根の部分で切り、真ん中に包丁を差し込み、刃を下に下げると、 出刃包丁の嶺の厚みで自然と割れていきます。
固いかぼちゃほど、美味しいという話もあります。
ですから、あきらめずにこの方法を挑戦してみてください。
まぁ、最近は、カットかぼちゃもあるので少し楽ですね。
冬至といえばかぼちゃ
冬至の食材の定番といえば、かぼちゃ。
冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われています。
この習慣の由来をご存知ですか?
昔は冬に収穫できる野菜が少なく、保存性もよくありませんでした。
しかし、かぼちゃは長期保存が可能で、保存中でも栄養素が失われにくいというメリットがあります。
つまり冬至の時期の貴重な栄養源だったのです。
野菜のない時期に不足しがちなビタミン類を補給するための貴重な食材だったわけです。
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