里芋の栄養素と効用・レシピ|ヌルヌルががん予防や肝臓を強化する。
サツマイモの栄養や効用・レシピをまとめました。
サツマイモの期待される効用
- ガン予防
- 強肝
- 胃潰瘍・胃炎
- 便秘・整腸
- 疲労回復
- 認知症
栄養と薬効詳細
山で採れる山芋に対して、里で採れるので里芋。
主成分は、デンプン。
ヌルヌルした粘性はガラクタン、ムチンなどが含まれているためです。
タンパク質と炭水化物が結合している物質です。
ガラクタンは、脳細胞を活性化させて老化や認知症を防ぐ働きがあるようです。
また、免疫力を高めてがん予防の効果も期待できます。
ムチンは、体内でグルクロン酸になり胃や腸壁の潰瘍防止と肝臓の機能強化の働きがあると云われています。
また、タンパク質の消化吸収を高める働きもあります。
豊富に含まれるカリウムも魅力の一つ。
ナトリウムを排出して高血圧に優れた効果を発揮します。
ビタミン類ではB1が多く、C、カルシウム、鉄も含んでいます。
また、イモ類の中では最も低カロリーであることも忘れてはいけません。
おもな栄養素
- ビタミンB1 0.07mg
- カリウム 640mg
- 食物繊維 2.3g
100g中含有量
料理のコツ
白煮にするときは、皮をむいてから塩もみし、茹でこぼして滑りを良く取ってから使いましょう。
煮っころがしは、ぬめりを少し残します。
汁物に使う場合は、ぬめりはとらないほうがいいでしょう。
ムチンを活かすなら下茹ではNG。
ぬめりを効率的に取るには酢を入れた熱湯でゆでましょう。
手が痒くなるのをさけるには、皮付きで洗ってから乾かしで、その後にむけば痒くなりません。
外皮は、熱湯で茹でるか電子レンジで加熱するとつるりとむけます。
選び方と保存
胴部が発達し左右対称でこぶなし。
皮に必要以上に湿気がないこと。
肌にある小さい縦のひび割れがあるのは、硬くなってるので避ける。
保存は、
泥付き購入がオススメ。
乾燥しないように新聞紙に包んで常温保存。
皮をむいたらすぐ使う。
一緒に食べたい食材
脳の血管を強くする・認知症予防
効用アップ料理レシピ
里芋とエビのサラダ
食物繊維とタウリンで脳の血管を強化、しなやかにする
材料(二人分)
里芋 100g
海老 4尾
塩 適量
キウイ 1個
りんご 1/4個
大根おろし 100g
レモン汁 大さじ1/2
はちみつ 小さじ1/2
ドレッシング 適量
こしょう 適量
作り方
1.里芋は皮を向き、塩をまぶして熱湯でゆで、粗く潰して冷ます。
蝦は酒蒸しにして頭・殻を取り除き、3つに切る
2.キウイ、リンゴは皮を向き食べやすい大きさに切る
3.大根おろしは、水気をよく切りレモンの絞り汁、はちみつを加え、1と2をさっくり混ぜあわせ、ドレッシング、塩、こしょうで調味して完成
とろとろ根菜汁
ムチンに注目した根菜汁(肝臓の機能強化レシピ)
材料 (2人分)
鶏肉 50g
にんじん 1/3本
里芋 1個
レンコン 1/2本
長芋 1/2本
しいたけ 1枚
片栗粉 適量
白だし 適量
塩 少々
作り方
1.材料は長芋以外を小さめのサイコロ切りにして鍋に水を入れて火を通す。
2.火が通ったら、すりおろした長芋に片栗粉を混ぜたものをスプーンですくい、静かに落とす。
3.白だしと塩で味付けする。
補助食品など
- 高血圧
- 強肝
- 胃炎・胃潰瘍
- 便秘・整腸
- 認知症
- 疲労回復






里芋の簡単下ごしらえと絶品煮っころがしレシピ
生協の宅配パルシステム公式の動画で、里芋の簡単下ごしらえと絶品煮っころがしレシピというのが
あったので、シェアしておきます。
美味しそうな黄金色の煮っころがしが出来上がります。
里芋栽培に関するメモ
里芋を家庭菜園などで栽培するためのメモ。
自分で作った里芋ならより美味しく感じますよね。
里芋栽培を邪魔する害虫
里芋につく代表的な害虫は、
- ワタアブラムシ---成虫及び幼虫の吸汁による葉の生育阻害(4月〜10月)
- カンザワハダニ---葉が食害で白くなり、生育を阻害(7月〜9月)
- セスジスズメ---幼虫による葉の食害(7月〜9月)
- ハスモンヨトウ---幼虫による葉の食害(8月〜11月)
- ヤツガシラのチビクロバネキノコバエ---イモの収穫時の切り口に成虫が産卵し、幼虫がイモを食害(11月)
里芋栽培に気をつけるべき病気
- アルタナリア属菌による葉枯れ(7月)
- サトイモ疫病(9月〜10月)
- サトイモ汚斑病(9月〜10月)
- サトイモ乾腐病(10月)
- サトイモ軟腐病(6月〜7月)
土壌中に残存する発病葉内で病原細菌が長期間生存して伝染源となる
土はねや大雨による浸水でも伝染する
葉が水浸状となり、軟化腐敗し、悪臭あり。 - サトイモモザイク病(6月)
ほ場に残った発病葉上の病原菌が伝染源となり葉に不整形の褐色病斑を生じる。
種イモ上の病原菌が伝染源で、葉縁に同心輪紋病斑を生じ、次第に中心へ向かって拡大する。葉柄は軟化する。
ほ場に残った発病葉上の病原菌が伝染源となり葉に不鮮明な褐色病斑を生じる。収量への影響はあまり無い
種イモ伝染及び土壌伝染でイモの内部が褐変し、スポンジ状となる。腐敗臭はない。
葉の萎縮及びモザイク症状。なお、新しく発生する葉には症状が出ないことが多い。
里芋栽培時の土寄せおよび肥料のやり方
植え付ける前の肥料
石灰(有機石灰か苦土石灰)
牛糞堆肥---繊維質が多く土をほぐしてくれる
豚糞堆肥---高い肥料効果がある。
植え付けの2週間ほど前に、肥料を入れてよく耕しておきましょう。
本葉が2枚くらい土から出てきたら
1回目の追肥と土寄せ
手順:里芋の芽の横に溝を作り鶏糞を埋めから土寄せ
本葉が3〜5枚になるころ
2回目の追肥と土寄せ
手順:鶏糞を上からかけてやりそこを土寄せ(10pも寄せればOK)
2回めの土寄せから2,3週間後
最後の土寄せ
鶏糞もかけて土の厚さは10センチ弱
土寄せが終わったら、後は水分を絶やさないようにしましょう
あとは、真夏に芋虫がいっぱい出てくるのでその対策を
里芋の芽かき
サトイモの芽欠きは最終的な可食部の収量を増やす目的で行います。
里芋は、種イモから最初に発生するのが親芋になります。
この親芋から小芋が出てきて、この小芋が可食部というわけです。
この小芋を放っておくとさらに発芽をして大きくなり硬くて食べられません。
そこで、小芋から出た芽を切ってしまうことを芽欠きといいます。
芽欠きをされた芋はさらに小芋をつけたり、小芋にも孫芋をつけるようになって可食部分が
増えていきます。
芽欠きの方法は、土から顔を出した新芽はカットするだけです。
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